上肢単関節型HALのギランバレー症候群に対する有用性
ギラン・バレー症候群は自己免疫性疾患であり、運動症状や感覚障害などの神経学的後遺症が残存することが多々あります。我々のグループは、近年注目を集めるロボット支援トレーニングで有名なHALを用いて、発症1年以上経過したギラン・バレー症候群に導入し、その有用性についてCureus: Journal of Medical Science(IF=1.0)に報告しました。
ギラン・バレー症候群に対してHALの有用性の報告はこれまでになく、HAL以外のロボット支援トレーニングについては歩行障害に対する有用性のみの報告にとどまり、上肢機能については報告がありませんでした。今回の報告で、HALのエビデンスをさらに充実させるものとなりました。
https://www.cureus.com/articles/288448-elbow-joint-hybrid-assistive-limb-treatment-improves-upper-limb-dysfunction-in-guillain-barr-syndrome-a-case-report#!/