左大脳半球の脳卒中による余剰幻肢
左大脳半球の脳卒中による余剰幻肢に関する論文が、Cureus : Journal of Medical Science誌(IF=1.0)に掲載されました。
余剰幻肢は手足が複数あるように感じる現象です。脳梗塞の他、脊髄障害や末梢神経障害でも報告があります。大脳の症例では多くは右半球の障害で報告がありますが、左半球障害による余剰幻肢は稀です。本例は利き手矯正歴があったことによる左右反転と、半側空間無視を合併していた点が発現の機序の一つとして推定されました。本報告は余剰幻視の病態解明の一助になると思われます。
https://www.cureus.com/articles/283171-supernumerary-phantom-limb-after-stroke-in-the-left-hemisphere-a-case-report?email_share=true&expedited_modal=true#!/