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研究成果

可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症の脳 病理

低血糖を背景疾患とする可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症(MERS)の脳病理所見について、Frontiers in Neurology誌(IF=3.4)に世界で初めて報告しました。これまで、MERSは様々な疾患が原因となり、頭部MRI拡散強調画像で脳梁に可逆性の高信号を呈することが特徴とされていました。この高信号の原因については、細胞性浮腫や炎症が存在するのではないかと考察されていましたが、脳病理の報告がなかったため、その異常信号の原因については長らく不明なままでした。その原因について、細胞性浮腫と脱髄が原因であった点を脳病理で示し、世界で初めてMERSの根本的な原因を明らかにしました。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fneur.2023.1322302/full