HOME研究成果脳損傷者の運転再開に関連する社会的環境要因

研究成果

脳損傷者の運転再開に関連する社会的環境要因

脳損傷者が運転を再開する際に、社会的環境要因が有用な予測因子であるかどうかを調べるため、多施設共同後ろ向きコホート研究を行い、Healthcare誌(IF=3.2)に報告しました。ICF項目に従った要因を用いたlog-binominal regressionの結果、社会的環境要因である、公共交通機関が不十分であること(リスク比1.38)、および代替ドライバーがないこと(リスク比 1.53)が、有意に独立した関連要因でした。脳損傷者の運転再開に関する社会的環境要因を調べた報告はこれまでほとんどなく、大変貴重な報告と思われます。

 

https://doi.org/10.3390/healthcare9111469