看護学科
看護学科では、人間の生命および個人を尊重し、実践者として必要な倫理観と豊かな人間力を備えた看護師や、地域で生活するこどもたちの健康について、学校教育の場を通して支援ができる養護教諭を育てます。
看護師は、健康・不健康に関わらず看護の力を必要としている様々な人たちに寄り添い、健康の維持や回復、穏やかな生活を送ることができるよう、医療や福祉などの場で活躍しています。
取得可能資格
看護師国家試験受験資格
初級障がい者スポーツ指導員資格
カリキュラム
看護師国家試験合格率(全国平均)
2023年度 | 100.0%(93.2%) |
---|---|
2022年度 | 96.9%(95.5%) |
2021年度 | 100.0%(91.3%) |
就職率※
2023年度 | 100.0% |
---|---|
2022年度 | 100.0% |
2021年度 | 100.0% |
※就職率は平成25年12月16日付25文科高第667号「文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取り扱いについて(通知)」の計算方法で算出してます。
学びの特色
学びの領域
看護学科は、社会の幅広い分野で生活する人々の健康の維持と回復、あるいは安寧な生活の実現のために医療や福祉に貢献できる看護師の養成を目的としています。
教員は学生の皆さんと親密にコミュニケーションをとりながら、倫理観や豊かな人間性を培い、看護の実践力をもつ人材を育成しています。同時に、看護学を学ぶことにより得られた専門的な知識を活かし、地域で生活する子どもたちの健康についても関心をもち、適切な支援ができる職業人として、学校教育の現場で活躍する養護教諭の育成をしています。
教育体制
教員と教育施設
教育活動・研究活動・臨床活動経験をもつ教員が、それぞれの専門領域に配置されており、学生の皆さんの学修を支援しています。
また、実践を伴う専門科目実習では、隣接した本学関連の医療機関や福祉施設において充実した学修を展開しています。これらの施設では、専門領域を超えたチーム医療や多職種連携の実際も多く学ぶことができます。さらに実践の場での学修には、臨床の場での指導者と教員が緻密な連携をとるなど手厚い支援体制をとっています。
学修支援体制
大学では、学生の皆さんの学修上の心配などについて、学修を支援する教員にいつでも相談できる体制をとっています。
また看護学科においても、各学年に複数の教員によるチューターを配置し、学業や学生生活などの相談ができるような環境を作り学生の皆さんを支援しています。
さらに、将来専門職として活躍するために必要な国家試験に向けては、1年次から4年次に至るまで学修進度に応じた計画的な学習支援をしています。
授業の特徴
二つの専門学科をもつ医療系大学の特徴を生かした授業と、隣接する充実した関連施設で看護を学ぶことができます。
入学後の授業では、人として幅広く必要な物事を身につけたり、科学的なものの見方を学んだり、医療の対象者である人間を理解するために必要な学科目を配置しています。さらには、人間、生活、社会を理解するために必要な学修や、スポーツを通した健康づくりなどの学修ができるよう学科目を配置しています。特に入学後、リハビリテーション学科の皆さんと合同で学ぶことの出来る学科目「フレッシャーズセミナーⅡ」を設けています。リハビリテーション学科と看護学科を有する医療系大学の“つよみ”を生かし、チーム医療における連携などを学ぶことが出来ます。さらには、隣接する関連施設で活躍している医療や福祉を専門とする人たちの協力を得た学修も展開しています。
また、入学後の早い時期から専門科目である看護学に触れ、看護の対象となる人々がよりよく生きるために必要な看護ができるよう、早期から看護・看護学を学ぶ機会を設けています。
その後、段階的に講義・演習・実習を組み授業が展開されています。特に実習においては、実践の場である隣接する医療機関・福祉施設において、実践をとおした多くの学びを得ることができます。
教員からのメッセージ
蔵屋敷 美紀
看護は、その人が持っている力を引き出し、その人らしく健康に生活できることを支援するために、根拠に基づいたケアを行います。高度な知識や技術は当然必要ですが、最も必要なのは、人に関心を持ち、寄り添う「こころ」だと思っています。また看護師は、自分自身も周りの方々に見守られ、育てられ、成長できる仕事です。私も教員として、学生の皆さんから学ぶことがたくさんあります。生涯看護を学ぶ者として、皆さんにとっての“看護”を一緒に見つけていきましょう。私達看護学科の教員は、全力でサポートします。
教員紹介
(2024年4月現在)
教員名 | 職位等 | 免許、資格 | 学位 | 主たる授業科目 |
吉江 由加里 |
看護学科長 教授 |
看護師 | 博士(保健学) |
回復期成人看護学実習、専門職連携論、リハビリテーション看護 |
供田 文宏 | 教授 | 医師 日本内科学会専門医・認定医 日本腎臓学会専門医・指導医 日本透析医学会専門医・指導医 日本高血圧学会専門医・指導医 |
医学博士 |
病態学総論、疾病治療論Ⅳ・Ⅴ |
小俣 直人 | 教授 | 医師 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医・指導医 |
博士(医学) |
こころの疾患治療論、スポーツ医学 |
北川 敦子 | 教授 | 看護師 | 博士(保健学) |
生活再構築を支援する看護、看護理工学 |
吉田 美幸 | 教授 | 看護師 介護支援専門員 養護教諭一級 |
博士(看護学) |
子どもの健康障害と看護Ⅰ・Ⅱ、小児看護学実習 |
小笹 幸子 | 教授 | 看護師 助産師 |
修士(看護学) |
母子の健康と看護Ⅰ・Ⅱ、母性看護学実習 |
寺島 喜代子 | 教授 | 看護師 | 博士(医学) | 高齢者の生活支援と看護、老年看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
近田 真美子 | 教授 | 看護師 保健師 |
博士(人間科学) |
こころの疾患の理解と看護Ⅰ・Ⅱ、災害看護学 |
猪口 徳一 | 教授 | - |
博士(バイオサイエンス) |
人体構造機能学I・II、生化学、生理学、生理学演習 |
油野 規代 | 准教授 | 看護師 | 博士(保健学) | 地域で生活する人々の健康と看護、家族看護学 |
藤本 ひとみ | 講師 | 看護師 | 修士(看護学) |
生活を支える看護Ⅰ・Ⅱ、看護体験実習、生活支援実習 |
蔵屋敷 美紀 | 講師 | 看護師 | 修士(看護学) |
生命を護る看護、薬物と看護、診療・検査に伴う看護、看護体験実習 |
駒田 裕司 | 講師 |
看護師 救命救急士 呼吸療法認定士 手術看護認定看護師 |
修士(看護学) | 周手術期看護、急性期成人看護学実習 |
近藤 やよい | 助教 | 看護師 | 修士(看護学) | こころの疾患の理解と看護Ⅰ・Ⅱ、精神看護学実習 |
北川 加奈子 | 助教 | 看護師 助産師 |
修士(看護学) | 母子の健康と看護Ⅰ・Ⅱ、対象理解の実習、母性看護学実習、育成期看護学実習Ⅰ |
奥田 豊子 | 助教 |
看護師 介護支援専門員 |
修士(看護学) | 在宅生活を支える看護Ⅰ・Ⅱ、広域看護学実習、在宅看護学実習 |
前川 弓枝 | 助教 |
看護師 助産師 |
博士(看護学) | 対象理解の実習、育成期看護学実習Ⅰ |
八杉 朱美 | 助教 |
看護師 |
修士(看護学) | 健康課題をもつ高齢者の看護、対象理解の実習 |
北島 麻由 | 助手 |
看護師 介護支援専門員 看護師特定行為研修(在宅・慢性期領域) |
短期大学士 | - |