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研究成果

脳卒中患者の足関節痙縮に対するボツリヌストキ シン注射後の歩行速度を改善する要因

脳卒中患者の足関節底屈筋の痙縮に対するボツリヌス療法後の歩行速度改善に影響を与える要因について調査し、新知見をProgress in Rehabilitation Medicine誌に発表しました。下肢痙縮に対しA型ボツリヌス毒素製剤(BoNT-A)の注射を受けた脳卒中患者60人を対象としました。注射前から注射後2週間までの歩行速度の変化に基づいて、改善群(27例)と非改善群(33例)に分け、背景要因や身体的要因を独立変数としてロジスティック回帰分析を行いました。結果として、BoNT-A施注後の理学療法実施の有無は、歩行速度改善に対する有意な説明変数でした。その他の背景要因や身体的要因は歩行速度の改善に影響を与えていませんでした。

https://doi.org/10.2490/prm.20200024